塗装が劣化してくると、表面に「浮き」という現象が見られることがあります。
これは、塗装が外壁から完全に剥離してしまっている状態で、外壁を保護するという塗装の役割を果たせない状態ということができます。
そのため、なるべく早めに塗り替えなどの対策をとることが不可欠です。

外壁塗装の浮きの原因としては、大きく分けると施行不良と経年劣化の2つが考えられます。
特に、外壁塗装のリフォームから2、3年しか経っていないにもかかわらず浮きがみられる場合は、ほとんど施工不良が原因と言ってしまっていいでしょう。

そして、一言に施行不良と言っても、塗装の浮きに繋がる原因は色々と考えられます。
ここでは、考えられる浮きの原因を見ていきましょう

写真:塗装浮き

目次

乾燥が不十分

下塗りの塗料や洗浄の水をしっかり乾燥させずに次の工程に進むと、塗装と外壁の間に水分が残ってしまいます。
この水分が蒸発して気体になることで、塗装と外壁の間に空間ができるのです。
その結果、塗装に浮きが生じてしまいます。

外壁塗装は、下地や塗料を完全に乾燥させてから塗り重ねることが基本となります。
だからこそ、1日に1工程ずつしか進めることができないのです。

外壁塗装のリフォームには、最低でも10日から2週間程度は工期がかかります。
無理に工期を短縮しようとする業者は、乾燥不足による施工不良を起こすリスクが高まるのでオススメはできません。

洗浄が不十分

塗装前の洗浄が不十分な場合、外壁の表面に汚れやカビが残ってしまいます。
そのような状態の下地に塗装すると、汚れが残っている部分の密着性が悪くなり、後から塗装が浮く原因となるのです。
特にカビは曲者で、表面に残っている状態で上から塗装してしまうと、後々カビが成長し塗装を浮かせてしまいます。

それから、外壁の下地の補修が雑な場合も、塗装が浮く原因となってしまいます。
塗装を行う前には、下地のクラックを補修したり、サビを削り取ったりする作業が不可欠ですが、これを疎かにするといくら高圧洗浄を丁寧にしても意味がありません。
凹凸のある下地では塗料との密着が悪くなり、そこから徐々に塗装が浮いてきてしまうのです。

洗浄や下処理がしっかりと行われているか確認するには、自分の目で見てみるしか方法がありません。
もし時間が許すなら、洗浄後にチェックするようにしてください。

時間的に確認が難しいなら、下処理後の写真を撮ってもらうことも1つの手だと思います。
写真を確認すれば、ある程度下地の状況を確認することができますからね。
写真の提出を拒むような業者は、あまり丁寧な仕事をしているとは思えないので注意してください。

下塗りが不十分

外壁の塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの計3回が基本となっています。
その中でも下塗りでは、シーラーという材料を塗布します。
これは、外壁と塗料を密着させる役割を担う重要な工程です。
下塗りは、外壁塗装の仕上がりを左右するキモとなる部分と言ってもいいでしょう。

シーラーには、規定の塗布量が定められていますが、下地の劣化が激しくなるとシーラーを吸収してしまいます。
下地がシーラーを吸収した結果、シーラーの量が不足すると下地としての役割を果たすのが難しくなります。
そのため、下地の状況に応じてシーラーの量を増やす判断も必要になります。

下地の状況を無視して機械的に作業すると、最悪の場合シーラーが全て下地に吸収されることもありえるのです。
その結果、下塗りをしていないのと同じ状態となり、下地と塗装の密着性が著しく悪くなります。
これでは数年で下地と塗装が剥離し、浮きが生じてきてしまいます。

どれだけの量の下地が必要か見極めるには、職人さんの経験がものを言います。
できるだけ経験豊富な塗装業者に工事を依頼した方が、施行不良を防ぐことができるかと思います。

塗装した環境が悪い

湿度が高い環境で塗装作業を行った場合、水分が浸入してしまうことで塗装の浮きの原因となります。
そもそも外壁塗装に使う塗料は、湿度が85%以上になると使えないことになっています。
湿度が高い環境で作業を強行してしまうと、塗装の浮きが発生しやすくなってしまうのです。

工期を守ることももちろん大切ですが、塗装の質を下げたのでは意味がありません。
塗装の品質を確保するために、工期が延びてでもベストな環境で作業をするのが本当にいい塗装業者といえるでしょう。

塗料と材料の不一致

塗料にはそれぞれ、塗る材料に適したものと適さないものが存在します。
この判断を誤った場合、塗装の密着が悪くなり塗装が浮く原因となります。

たとえば金属部分は、特に塗料が付着しにくく浮きが生じやすい箇所となっています。
浮きを最小限に抑えるには、金属用の下地や塗料が必要です。
また、場合によっては、目粗しという専用の下地処理も必要になるでしょう。

もちろん、打ち合わせの段階で塗料の特性はきちんと説明しておくべきです。
何の説明もなく、同じ塗料で全体を塗装してしまうような業者は、優良な業者とはいえません。

それから、塗料と材料の不一致は、職人さんや営業マンの知識不足からも起こります。
悪気はなくても、材質に適さない塗料を勧めて塗装をしてしまう可能性もありえるのです。
その面から考えても、経験豊富な塗装業者を選定することは不可欠と言っていいでしょう。

経年劣化

外壁塗装が劣化してひびや傷が入ると、そこから水が浸入して浮きの原因となります。
このケースで浮きが生じた場合は、膨れている箇所を破ると水が出てきます。
浮き以外にもひび割れや塗装の剥がれがどこかに生じている証拠となるので、全体的に塗装が劣化していることが考えられます。

また、北海道のような寒冷地の場合は、水分が凍結して膨張し、塗装を押し上げる凍害の原因ともなります。
凍害は、水分が凍結と融解を繰り返すことで浮きがどんどん拡大してしまうので、早めの対処が不可欠です。

シリコン塗料を使用している場合、10年を過ぎたあたりから塗装の浮きが表れる可能性があります。
塗り替えの時期を過ぎているサインとなるので、早めに塗り替えの準備に取り掛かるようにしてください。

塗装に浮きが見られるならニシムラ塗装にご相談ください

塗装に浮きが見られる原因は、かなりの確率で施行不良です。
なんらかの原因で下地と塗料の密着が悪くなり、そこから塗料が浮いてきてしまうのです。
きちんと施行されている場合は、塗装が浮く前にチョーキングなど違う劣化症状が見られます。

もし、ご自宅の外壁に塗装の浮きが見られるなら、一度私たち(ニシムラ塗装)に相談してみてください。
前回塗装工事を行なった時期と塗装の状態を見れば、浮きの原因を突き止めることができるでしょう。

もちろん、浮かずに長持ちする外壁塗装もご提供できます。
塗装の疑問ならなんでもお答えいたしますので、ぜひお気軽にご連絡くださいね。