〇と×かかれた紙

外壁塗装工事は安い買い物ではないので、仕上がりや施工中も気になる方が多いでしょう。
外壁塗装を満足に仕上げてもらうためには、気になるところは業者や職人さんに直接伝えることも重要なことです。

しかし、要望も場合によってはクレームのようになってしまうので、なかなか言い出せないことも多いと思います。
また、「こんなクレームは聞いてくれるのかな?」と不安に思うこともあるでしょう。
そこでここでは、外壁塗装において入れるべきクレームと、クレームにしてはいけない事柄などを紹介していきたいと思います。

目次

クレームはきちんと伝えるべきです

「クレーム」と言うと、なんだかトラブルに発展しそうで、なかなか業者に伝えられない方も多いかもしれません。
しかし、クレームを伝えることは悪いことではないので、積極的に気になる点は指摘していただきたいと思います。
塗装業者は塗装のプロですから、お客様が満足する仕上がりを実現することは当然のことです。

ただし、理不尽な要求にはおこたえできません。
塗装業者も商売ですので、過失のないクレームにすべて対応していては、経営が成り立たなくなってしまいます。

しかし、塗装業者に過失があるのなら、その点はしっかり対応してもらう権利があなたにはあります。
まずは相談するつもりで、気になる点を伝えていただければと思います。

クレームを入れるべき塗装業者の対応

塗装工事全般において、色々とクレームを入れたい事柄は発生するでしょう。
ただ、悪質なクレーマーと思われたくもないでしょうから、どのようなことでクレームを入れるべきか悩むこともありますよね。

そこでここからは、クレームを入れるべき業者の対応を紹介していきましょう。
以下で紹介するようなケースでは、クレームを入れるべきです。

仕上がりの品質が悪い

技術力が低い業者が塗装を行うと、ムラだらけで見た目の悪い仕上がりになることが考えられます。
このようなケースでは、当然クレームを入れるべきでしょう。

塗装業者の仕事は、品質の良い外壁塗装をお客様に提供することです。
仕上がりが悪ければ、契約通りの仕事ができているとは言うことができません。

また、仕上がった直後はきれいでも、数ヵ月で塗装が膨れたりひびが入ったりするなどの不具合が生じることも考えられます。
このようなケースは、発見次第業者にクレームを入れるべきです。

一般的なシリコン塗料を使った場合、10年程度は塗装が持つように施工されています。
短期間で塗装に不具合が生じるようなら、塗装業社がしかるべき仕事をしていないということになります。

塗装の仕上がりの品質が悪いということは、一般的な商品なら不良品をつかまされていることと同じ状態です。
クレームを伝えて、正常な商品を納品してもらうべきなのです。

作業中の私語がうるさい

職人の教育が不十分な業者では、職人が作業中に私語をすることもあるようです。
もちろん、作業に必要な会話もあるでしょうが、しゃべりっぱなしということはありえません。
そもそも私語をしながらでは作業に集中できないため、塗装の品質が悪くなるおそれもあります。

そのため、私語に関してはクレームをつけた方がいいでしょう。
あまりに私語がうるさい場合は、近隣住民からのクレームに発展するおそれもあります。

ただし、塗装工事をする上で避けられない騒音に関しては、どうすることもできないのでその点はご了承いただきたいと思います。
もちろん、大きな騒音が発生する日は、工程表を出した上で事前にお伝えすることが通常のやり方です。

また、塗料などの臭いについても同様のことが言えます。
臭いのきつい塗料を選択した場合、工事中に体調を崩すおそれもあるので、事前の打ち合わせでリスクをきちんと把握してアドバイスを受けておくようにしてください。

スケジュールが大幅に遅れている

工事のスケジュールが大幅に伸びているようなら、一度業者に確認を取っておいた方がいいでしょう。
天候不良など特別な理由がなくスケジュールが伸びている場合は、業者のスケジュール管理が悪く工事が遅れているケースがほとんどだからです。

天候不良が理由の場合、スケジュールが延びてしまうのは仕方がありません。
雨の日は塗料の乾きが悪く、無理に塗装を進めてしまうと施工不良の原因となるからです。
むしろ、雨の日でも無理に塗装を強行するような業者は、危険な業者と考えてください。

ただ、悪天候などの理由によりスケジュールが延びる場合は、その都度きちんとした説明があるものです。
連絡もなくスケジュールが延びている場合は、一度説明を求めるようにしてください。

作業後の片づけができていない

お客様のことを大切にしていない業者は、後片付けも雑なものです。
ひどい場合だと、道具を出しっぱなしで掃除すらして帰らない業者もいるようです。

塗装工事には10日程度の日程が必要ですが、基本的に毎日後片付けはするものです。
道具を出しっぱなしにしていたり、ゴミが散乱したまま帰ったりする業者は、とてもではないですが優良な業者とはいえません

もし小さなお子さんが工具に触ってしまったら、怪我につながるおそれもあります。
毎日の作業後に後片付けをすることは普通の業者なら常識なので、クレームを入れても問題ないでしょう。

勝手に追加工事された

外壁塗装の見積もりは、現地調査を行い正確なものを出すため、基本的には追加工事が必要になることはありません。
しかし、作業を進めていくと、どうしても必要な追加工事が出てくるケースもあります。
こんなとき、勝手に工事をされて追加料金を請求されても、全く納得がいきませんよね。

普通の業者なら、追加工事が発生する場合はその場で確認を入れるはずです。
工事が必要な理由を説明した上で、お客様の同意の元追加の工事を進めていきます。

勝手に工事代金を追加した金額に関しては、支払わずに第三者に相談した方がいいでしょう

こんな外壁塗装のクレームはNGです

NGの文字

塗装業者も商売ですので、無理なクレームには対応することができないケースもあります。
このようなクレームには対応できないことがほとんどなので、ご了承いただければと思います。

色がイメージと違う

色見本と仕上がりの色の見た目が異なるということは、外壁塗装においてよくあるトラブルの一つです。
そもそも色というのは、塗る面積の広さにより見た目の印象が大きく異なります。

色見本の面積は小さいですが、実際の外壁はとても大きい面積なので、色見本どおりと同じ見た目にはならないというわけです。
これが、色のイメージが違うという失敗を犯す大きな原因となります。

しかし、色がイメージと違うからといって、最終的にあなたが決定した色ですから、無料で塗りなおしてもらうことはできません。
あなたがOKした以上、業者に過失はないので無料での塗りなおしには対応できないのです。
ただし、有料でなら塗りなおしに対応してくれることも多いと思います。

色のイメージが違うという失敗を防ぐためには、事前の打ち合わせが重要です。
優良な塗装業者なら、色見本を見せるときに仕上がりがどのようなイメージになるかを含め、的確なアドバイスをくれるでしょう。
色の選択をお客様任せにせず、一緒にイメージを実現してくれる業者を選ぶことが重要と言えます。

ちょっとしたミスで多額の割引を要求

外壁塗装はそれなりに大掛かりな工事なので、細かなミスはごく稀に発生するものです。
もちろんこのようなミスに対しては、無償で手直しするのが通常の対応です。
そのため、気になる部分があれば手直しするよう要求するようにしてください。

ただ、ちょっとしたミスを値下げにつなげようとするのはNGです。
優良業者は適正価格で塗装工事を請け負っているので、大幅な値下げに対応できるほどの余裕はないのが現状です。

挙げ足を取るような形で値下げを要求していては、その後の工事が手抜きになるおそれも考えられます。
質のよい外壁塗装を実現するためには、適正価格があることを覚えておいてください。

近隣住民からのクレームはどうする?

塗装業者へのクレームは、あなたが直接入れるものばかりとは限りません。
特に住宅密集地のような地域では、近隣住民からクレームが入る可能性もあります。
外壁塗装工事は騒音や臭いが発生するので、近隣住民の方々にも最大限配慮する必要があるでしょう。

近隣住民からのクレームを防ぐためには、挨拶廻りをしっかりすることが最も効果的です。
優良な業者なら、数日前には近隣住民への挨拶廻りをしてくれます。

できればあなたも業者と同行して、一緒に挨拶廻りをした方がいいでしょう。
実際に工事を依頼して近隣に迷惑をかけるのはあなたですので、同行して挨拶をした方がより印象を良くできるのです。

クレームを予防するためには?

クレームは、言う側にとってもあまり気持ちのいいものではありません。
できることなら、クレームなく外壁塗装工事が完了することが最も望ましいでしょう。

そこでここからは、クレームを防ぐために事前にできることをいくつか紹介しておきましょう。

優良な塗装業者を選定する

悪徳業者に塗装工事を依頼してしまうと、クレームになる危険性が増してしまいます。
悪徳業者は職人の教育も疎かで、手抜き工事をすることも多いので、何かとトラブルを引き起こしやすいのです。
そのため、クレームを予防するためには、まず優良業者に塗装工事を依頼することが最低限必要なことといえるでしょう。

もちろん、優良業者に依頼しても、不慮の事故などによりトラブルが発生する可能性は0ではありません。
しかし、優良業者なら誠実な対応をしてくれますので、大きなトラブルに発展する可能性はほとんどないでしょう。
クレームをトラブルに発展させないためにも、業者の選定には力を入れるようにしてください。

臭いの少ない塗料を選ぶ

油性塗料を選択した場合、臭いが強烈なため体調を崩すおそれもあります。
あまりにも臭いがきつい場合、近隣住民からクレームが入ることもあるでしょう。
事前にトラブルを防ぐためにも、塗料の臭いは事前に確認しておくようにしてください。

外壁塗装に使われる塗料は、臭いの少ない水性塗料が主流となっています。
よほどのことがない限り臭いがきついことはないと思いますが、事前に確認だけはするようにしてください。

高品質な外壁塗装を実現するならニシムラ塗装にお任せください

外壁塗装は高額な工事のため、満足のいく仕上がりにしてもらうのは当然のことです。
「クレームは言いづらい」と思うかもしれませんが、遠慮せずに希望を伝えるようにしてください。

もちろん、最も理想的なのは、クレームにならないよう高品質な外壁塗装が提供できることに限るでしょう。
私たちニシムラ塗装では、お客様満足度93.8%と、とても高い評価をいただいております。

塗装で関わったほとんどのお客様がご満足いただいているので、クレームのことは心配ない工事を実現できます。
ぜひ一度、相談だけでもしてみてくださいね。