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板金屋根の修理費用はどのくらい?費用相場を症状・工法別に解説

板金屋根の修理費用はどのくらい?費用相場を症状・工法別に解説|ニシムラ塗装

修理を検討する際にやはり気になるのはやはり金額でしょう。板金屋根の修理は、修理が必要な箇所の症状や規模、工法の違いなどで差が出てきます。そのため、全体的な費用相場というのは難しく、調べてみても金額幅が大きく相場が掴みづらいです。
そこで本記事では、板金屋根の修理費用を症状別・工法別に分けて解説します。どの症状にどの工事が必要で、それぞれおおよそいくらかかるのかを整理できると相談する前に費用感はある程度掴めるようになるでしょう。

費用が変わるポイントは「足場」と「範囲」

板金屋根の修理費用がおおよそどのくらいになるかについて、ポイントになるのは「足場」の有無と工事が必要な「範囲」です。

範囲については何となくイメージしやすいと思います。工事が必要な範囲が広ければ広いほど基本的に費用は高くなります。ただ、表面的には劣化が限定的にしか見えていなくても、調べてみると内部の被害は広がっていて全体的な修理が必要になったり、逆に外見は錆びが広がっていても実際は塗装工事で対処できるというケースもあります。

ここで押さえておくべきポイントは、足場の有無で金額が大きく変わるという点です。実は、足場の設置費用だけで20万円前後かかります。足場が必要な工事はどれだけ内容が小さくてもこの金額が上乗せされます。

足場を組んで板金屋根の工事を行うニシムラ塗装の職人(北海道室蘭市S様邸の施工事例)

引用:北海道室蘭市S様邸 外壁・屋根塗装工事|施工事例

なので、例えば「棟板金を数mだけ交換する」という工事内容なのに見積もりが20万円を超えていた、ということは現実的にあり得る話で、決して不当請求ではありません。このことを事前に知っておくだけでも金額に驚くことはなくなるでしょう。

板金屋根の修理範囲と費用の関係を示す図(応急処置・部分補修、部材交換、塗装・リフォームの3段階)

引用(屋根塗装):苫小牧市ときわ町S様 フッ素プランでの住宅塗装|施工事例

【症状別】必要な工事と費用感

屋根がどの状態にあるかによって、必要な工事は変わります。次は代表的な症状別に必要な工事と費用目安を解説します。

棟板金や釘が浮いている

棟板金や、それを固定している釘が浮いてしまう現象は、特に屋根の頂上を覆う棟板金では非常によく見られる症状です。金属は温度差で伸び縮みを繰り返す特徴があるため、固定している釘が年月とともに押し出されていくのです。

この棟板金の問題は釘を打ち直しても解決しないケースが多いです。棟板金は貫板と呼ばれる下地材に直接釘を打ち込んで固定しているため、浮いているということは下地材が雨水で傷んでいるということです。傷んでいる下地材に打ち直したところで釘は再び抜けてきます。そのため、基本的に下地材ごと交換する工事を行うことになります。

費用の目安は、下地材を含めた棟板金の交換で1mあたり5,000〜8,000円程度です。一般的な住宅の棟の長さが10〜15mほどなので、工事費用そのものは5万〜12万円程度になるでしょう。ただ、棟板金の交換工事には足場が必要であるため、足場代の約20万円が加わって、全体では30万円前後になるでしょう。

錆が出ている

錆の場合、費用は進行度によって大きく分かれます。表面的な錆に留まっており鋼板の厚みが残っていれば、錆を削り落として錆止めを塗る塗装工事で対応できます。

一方、錆が金属を貫通して穴が開いていたり下地材まで傷んでいる場合は、塗装では手の打ちようがないため部材交換やカバー工法、葺き替えの検討が必要です。工法によって費用が変わるため、費用相場については後述する工法別の費用相場にてお伝えします。

判断の分かれ目は錆の見た目の量ではなく、鋼板の厚みが残っているかどうかです。こちらはセルフチェックでは判断が難しいので、業者が見積もり時に行う建物診断で適切な工事が判断されます。こちらについては別の記事でも詳しく解説しています。

ガルバリウム鋼板も錆びる?板金屋根の錆びの原因とチェック方法を解説|ニシムラ塗装

棟板金が飛ばされた・剥がれた

これは台風のあとに多く相談を受ける症状です。飛ばされた棟板金は再利用できないため、基本的には新しい棟板金へ交換する工事になります。なので、費用相場は前述の「板金や釘が浮いている」と同じ考え方で問題ないですが、飛散によって下地や周辺の屋根材が傷んでいることも多く、これらも合わせて修理を行う場合はその費用も加わります。

とはいえ、このケースは自然災害による被害になるため、火災保険の対象になる可能性が高いです。災害が原因の場合はその旨もあわせて相談するとよいでしょう。

谷板金からの雨漏り

屋根と屋根が谷状に交わる部分に設置された谷板金は、雨水が集中して流れる上に落ち葉も溜まりやすく、屋根のなかでも傷みやすい箇所です。ここに穴が開くと雨漏りに直結します。

谷板金の交換費用の相場は1mあたり5,000〜8,000円程度が目安です。ただ、谷板金は屋根材の下に潜り込んでいるため、周囲の屋根材を一度めくる作業が発生します。そのぶん手間がかかり、単価以上の費用になりがちですが、修理範囲が部分的なので全体的な工事よりは安く済みやすいです。

雨漏りしている

谷板金のような外見上明確な要因が見当たらない雨漏りは、実は費用の見通しが最も立てにくい症状です。なぜなら、雨漏りしている場所と雨水の侵入箇所は一致しないことが多いからです。例えば、天井のシミが部屋の中央にあっても、侵入口は数メートル離れているかもしれません。

このような例があるので、業者でも目視調査だけで判断できないことがあり、原因特定のために散水試験を行うこともあります。この場合、調査自体に費用がかかることもあります。原因を特定してはじめて工事内容と金額が決まりますが、カバー工法や葺き替えなどのリフォームになることが多いです。

すが漏れ(すが漏り)

北海道をはじめ雪の降る地域では「すが漏れ(すが漏り)」と呼ばれる特有の氷害があります。すが漏れとは、屋根に積もった雪が室内の熱で溶け、軒先で凍って「氷のダム」を作ることで、行き場を失った水が屋根の継ぎ目から侵入、逆流してくる現象です。

すが漏れはある意味で雨漏りよりも厄介で、屋根に穴も割れもないのに水が入ってくるということがあります。新築や築浅の住宅でも起こりますし、雨漏りと思って屋根を調べても破損箇所が見つからないということが起こるのです。

すが漏れを防止するには、塗装によって屋根表面の滑りを良くして氷のダムを作らせないこと、水の浸入経路となる板金の継ぎ目(ハゼ)を専用工具で締め直す事が重要です。

ニシムラ塗装では、色を塗る前の下地処理としてハゼ締めやコーキング補修を徹底して行う雪国の厳しい冬を計算に入れた「止水のための塗装」を提供しています。

外壁塗装・屋根塗装|ニシムラ塗装

積雪で屋根が歪んだ・割れた

雪は積もると非常に重く、新雪でも1㎥あたり100kg前後あります。さらに、水を含んで締まると300kgを超えることもあり、これが屋根一面に積もれば負荷は数トンになります。

この荷重が板金屋根に及ぼす影響は、いくつかの形で現れます。例えば以下のような症状があります。

  • 屋根材の変形:変形した箇所には水が溜まりやすくなり、錆や雨漏りの起点になる
  • 継ぎ目の開き:噛み合わせがずれると、雨水の侵入口になる
  • 雪止め金具の破損や脱落:屋根材ごと傷つき、その穴が雨漏りの原因になる

費用の目安は、変形した部分の板金を張り替えるだけで済めば、足場代等含めて30〜50万円程度で済むでしょう。ただ、雪の荷重は屋根全体に均等にかかるため、実際には被害は広範囲になることもあり、その場合は大規模な張り替えや全体の葺き替えとなるケースも少なくありません。

落雪で雨樋などが壊れた

積もった雪が屋根から滑り落ちる際、その途中にあるものを壊していくことがあります。最も被害を受けやすいのが雨樋で、雪の重みで支持金具ごとねじ曲がったり、落雪の衝撃で割れたりといった形で損傷します。

雨樋の交換費用としては、縦樋が1mあたり3,200円前後、軒樋が4,000円前後が目安といえます。ただ、雨樋は高所にあるため足場が必要になれば総額は20万円台になってしまうでしょう。

ちなみに、積雪や落雪による損傷は自然災害なので火災保険の補償対象になる可能性がある症状なので保険を活用すれば費用をカバーできる場合もあります。

板金屋根の症状別(棟板金の浮き・錆び・谷板金の劣化・雨漏り・すが漏れ・積雪や落雪被害など)の費用目安一覧

【工法別】必要な工事と費用感

規模が屋根全体に及ぶ場合、取りうる選択肢は「屋根塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つになります。それぞれについて以下より解説します。

屋根塗装

既存の屋根に塗料を塗り重ねる工事です。金属屋根の場合、美観の回復や防水効果だけでなく錆びから金属を守るというメリットがある点がスレート屋根などの塗装と異なる点です。

前述した通り、塗装で対処できるのは屋根の錆や傷が表面に留まっており、鋼材そのものの金属の厚みが十分に残っている状態である場合です。

費用感としては100万円前後になるでしょう。塗料の種類によって費用が大きく変わり、基本的に性能が良い=耐用年数が長く期待できる塗料になるほど単価は高くなります。求める耐久性やメンテナンスサイクル、費用感などさまざまな要素を考慮して使用する塗料を決めましょう。

ニシムラ塗装ではポピュラーなシリコン塗料、シリコンに次ぐ次世代の標準塗料であるラジカル塗料、高い耐久性能を持つ高級塗料のフッ素塗料の3つのプランを用意しています。

シリコン塗料・ラジカル塗料・フッ素塗料の3つの屋根塗装プランを費用と特徴で比較した図

引用:塗装プラン|ニシムラ塗装

カバー工法

既存の屋根を撤去せず、その上に防水シートと新しい屋根材を重ねるリフォーム工事です。古い屋根を撤去しないため、撤去費と廃材の処分費がかからず、工期も短く済みます。ただし、下地の野地板が腐食している場合は新しい屋根材を固定できないため施工できません。

相場としては、全体で100〜150万円前後になります。

ただ、ニシムラ塗装がある北海道ではカバー工法での屋根リフォームはおすすめしていません。既存の劣化した金属屋根をそのままにしておくことは、北海道のような寒冷地の気候条件には合わないのです。

北海道は冬の室内外の寒暖差が激しいため、屋根裏で内部結露が起きやすい環境です。それなのに古い屋根の上にさらに防水シートと金属を被せると、屋根が二重の密閉空間になり、湿気は今以上に溜まりやすくなってしまいます。

結果、閉じ込められた湿気によって下地材がどんどん腐ってしまいます。上に新しい屋根材が被さっているため、剥がさない限り対処もできません。結果として数年で大がかりな雨漏りを引き起こしてしまうのです。

また、先述した寒冷地特有の「すが漏れ」に対してもカバー工法では対策になりません。一番下にある根本的な原因である下地の劣化や隙間の開きを直せないからです。表面だけを新しくしても、すが漏れによる水の逆流が起きれば、劣化した古い下地へ一気に水が回り込んでしまいます。

このように、北海道をはじめ雪が多く降る寒冷地では屋根の下地(ルーフィング)からやり直さないと雨漏りのリスクが増えるため、ニシムラ塗装が対応するエリアではカバー工法をおすすめしていません。

葺き替え

既存の屋根材をすべてはがし、下地と防水シートを新しくしたうえで屋根材を張り直す工事です。費用相場は150〜200万円前後と最も高くなりますが、屋根の内部を目で確認しながら必要な補修ができるため、雨漏りや下地の腐食を根本から解決できます。

ニシムラ塗装ではカバー工法をおすすめしないため、屋根全体のリフォーム工事が必要となる場合は基本的に葺き替えをおすすめします。

屋根塗装・カバー工法・葺き替えの3つの工法を特徴と費用相場で比較した図

引用(屋根塗装・葺き替え):住宅屋根葺き替え及び塗装工事 北海道苫小牧市桜坂町I様邸|施工事例

症状が悪くなる前に手を入れるのが安くなるコツ

修理費用は症状と規模感によって変わります。そして、症状が深刻だったり規模が大きくなるほど費用がかかります。つまり、症状が悪くなる前に手を入れるのが修理費用を抑えることにつながります。

錆が出る前に塗り替えたり、釘が浮いた段階で交換したりという風に、傷みが小さいうちに対処するほど工事は簡単になり費用も下がります。逆に、雨漏りが下地まで到達してからでは、屋根材の交換に加えて野地板や木部の補修まで必要になり、金額は跳ね上がります。

修理を先送りしても費用は減らず、増えるだけです。今は相談から建物診断、お見積りまで無料で行っている業者も多いですので、気になることがあれば早めに相談してみましょう。

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ニシムラ塗装は苫小牧市・千歳市周辺エリアを中心とした地域密着型の外壁塗装・屋根塗装の会社です。相談はもちろん、お見積りと現地調査も無料で実施しております。外壁診断士が現場でしっかり診断を行い、診断結果に応じた適切な施工をご提案いたします。詳しい流れは以下でも紹介しております。

塗装工事の流れ|ニシムラ塗装

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